家具の選び方

<海外>家具の材料となる「輸入木材」の種類と特徴

投稿日:2017年12月6日 更新日:

家具の材料となる「輸入木材」の種類と特徴

日本製という安心感がある国内木材も良いですが、横文字の木材名に惹かれたり、興味が出ることも多いと思います。

そこで今回は「国産木材の種類と特徴」に引き続き、「輸入木材の種類と特徴」について詳しく解説したいと思います。

「世界三大銘木」と呼ばれるとても有名な木も登場するので、家具選びの参考にしてみてください。

※「比重」とは、同じ体積の水に対する重さの割合です。比重が高ければ高いほど単純に重くなります。
 

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家具の材料となる「輸入木材」の種類と特徴

チーク

チーク材の特徴

  • 材質:とても水に強く、耐摩性も高い。蝋状の滑らかな手触り。黒い縞がある。
  • 色調:金褐色(経年変化によって濃い褐色に変わる)
  • 強度:高い
  • 比重:約0.6~0.7
  • 原産地:東南アジア

非常に水に強いため、船材として昔から重宝されてきました。

表面は艶やかでとても手触りが良い仕上がりとなっています。

また、「ウォールナット」「マホガニー」と共に世界三大銘木の一つとして知られており、家具では主に高級家具に使われることが多いです。

樹は最大で高さ45m、直径2.4mにまで育ちます。
 

ウォールナット

ウォールナット材の色味

  • 材質:木目が美しく、とても人気がある。割れにくく重厚で加工性も良い。
  • 色調:薄褐色(経年変化によって濃褐色に変わる。)
  • 強度:高い
  • 比重:約0.6~0.65
  • 原産地:北米東部

落ち着きのある色合いと高級感のある木目が特徴的で、世界三大銘木の一つに数えられているため、家具材として名前を聞くことも多いかと思います。

一般的には「ブラックウォールナット」のことを総じて「ウォールナット」と称することが多く、高級家具材として世界的に有名となっています。

また、日本の「クルミ材」と同種で性質も似ていますが、今では国産の「クルミ材」は貴重なためあまり出回ることはありません。
 

ビーチ

ビーチ材の質感

  • 材質:重く堅く、粘りがあるため曲げ加工に向いている。耐朽性は低め。
  • 色調:薄い紅褐色で小さな斑点がある。
  • 強度:高い
  • 比重:約0.6~0.7
  • 原産地:北米東部、ヨーロッパ

日本の「ブナ」と同種で性質もほぼ同じです。

ブナ同様、曲げ加工に向いているため、テーブルやソファ、チェアなどの「脚物家具」によく使用されています。

また、ブナの無味無臭という特徴を生かした"食器"も造られており、ナチュラル系のおしゃれな食器を求める人達から人気があります。

ちなみにですが、ブナの樹は高さ45mにまで伸びることがあります。
 

ハックベリー

ハックべりー材の特徴

  • 材質:程よい重さと堅さ。塗装性が良く、曲げ加工に向く。
  • 色調:淡い褐色
  • 強度:普通
  • 比重:約0.55
  • 原産地:北米東部

家具材としてはやや珍しい木材です。

湿度による収縮率が高いので、特に無垢ハックベリー材は乾燥すると割れが発生することがありますが、それを木の個性と捉えて楽しめる方にはおすすめです。

また、程よい堅さのためにネジの保持力が高めなので、頑丈な作りが期待できます。
 

バーチ(ホワイトバーチ)

バーチ材

  • 材質:ぼやけた木目が特徴。細やかな木肌で加工しやすい。塗装性は高いが、耐久性は低い。
  • 色調:乳白色
  • 強度:やや高い
  • 比重:約0.65~0.7
  • 原産地:北米東部

日本の「樺(カバ)」と似ています。

優しい色合いなので、ナチュラルテイストな北欧家具によく使用されています。

また、比較的安価で塗装性が高いため、例えばムラのあるブラウンに塗装してウォールナットなどの代用品としても出回っています。

家具以外にも、粘りと強度のバランスが良いため、フローリング材としても使われています。
 

アッシュ(ホワイトアッシュ)

アッシュ材の用途

  • 材質:衝撃や摩耗に強い。木目はシンプル。
  • 色調:灰色がかった白
  • 強度:高い
  • 比重:約0.7
  • 原産地:北米中東部

「ハックベリー」や「バーチ」と似た特性を持っています。

白っぽく、木目が単調なので、主張の少ないナチュラル家具に向いています。

「タモ」同様、バットの材料として知られており、樹は大きいものだと高さ40m近くまでになります。
 

ホワイトオーク

有名なホワイトオーク材

  • 材質:耐久性に優れ、加工しやすい。レッドオークと比べて耐朽性に優れる。
  • 色調:淡い黄褐色
  • 強度:高い
  • 比重:約0.7~0.75
  • 原産地:北米東部

北米で昔から様々な家具に使用されている万能な木材です。

日本では、国産・ロシア産「ナラ」の代用として輸入され始めて以降、多く出回っています。

ちなみに、ホワイトオークは、国産の「ナラ材」とは全く同じモノではありませんが、質感の違いなどを見分けることはほとんどできないため、「ナラ材のダイニングテーブルとホワイトオークのチェア」といった組み合わせも違和感なく合わせることができます。
 

レッドオーク

北米産レッドオーク材

  • 材質:耐久性に優れ、加工しやすい。ホワイトオークと比べて狂いが出にくい。
  • 色調:淡い紅褐色
  • 強度:やや高い
  • 比重:約0.7~0.75
  • 原産地:北米中東部

塗装性が高いため、丁寧に仕上げればとても艶のある仕上がりになります。

ホワイトオークと同様に、家具材として重厚感のある木材で、綺麗なトラ目のような木目が特徴的です。
 

メープル(メイプル)

メープル材

  • 材質:重く堅い。加工しにくい。衝撃に強く、割れにくい。
  • 色調:淡い赤褐色
  • 強度:高い
  • 比重:約0.7
  • 原産地:北米北東部

表面はとてもきめ細かく、しっとりとした印象ですが、意外にも非常に堅く重いため、頑丈な仕上がりが期待できます。

優しい色合いなので、ナチュラル・北欧テイストな家具との相性が抜群です。

また、割れにくいため、バットの材料としても有名です。

樹は、30~40mにまで成長します。
 

チェリー

チェリー材

  • 材質:やや軽く、加工しやすい。耐朽性は普通。
  • 色調:オレンジ色(経年変化によって光沢のある赤茶色に変わる)
  • 強度:やや高い
  • 比重:約0.55~0.6
  • 原産地:北米東部

オレンジからの経年変化による変色がとても美しく人気のため、色々な無垢材家具に使われています。

また、比較的軽く、十分に丈夫なので、現地では棺の材料としてもよく使われているそうです。

ちなみに、日本の「ヤマザクラ」と同種になります。
 

アルダー(オルダー)

アルダー材

  • 材質:チェリーと似ており、より軽いが強度は劣る。耐朽性は低いが、とても加工しやすい。
  • 色調:淡い紅褐色
  • 強度:普通
  • 比重:約0.45~0.55
  • 原産地:極東、北米西部、ヨーロッパ

堅いものが多い海外材としては、やや傷付きやすいですが、逆に家具それぞれの個性としてお楽しみ頂けるかと思います。

色の明暗のバランスが良いので、ナチュラルな雰囲気のインテリアにぴったりです。

比較的柔らかく、細やかな加工がしやすいため、義足の材料としても重宝されています。
 

パイン(ポンデロッサパイン)

パイン材

  • 材質:摩耗に強く、独特の光沢がある。加工しにくいが、塗装性は高い。
  • 色調:黄白色(経年変化によって深い飴色に変わる)
  • 強度:普通
  • 比重:約0.4~0.5
  • 原産地:北米

カジュアルでカントリーテイストな家具によく合い、無垢材ならではの経年変化も楽しむことができます。

ただ、衝撃に弱く、傷付きやすいので注意が必要です。

ヴィンテージ感を重視するブランドの中には、シャビーテイストでドライな風合いに仕上げた「無垢古材」を天板として扱っているところもあります。
 

輸入木材 まとめ

「<海外>家具の材料となる「輸入木材」の種類と特徴」いかがでしたでしょうか。

有名な「ウォールナット」からやや珍しい「ハックベリー」まで様々でしたが、全体的に、日本のものより比重の重い木材が多いように感じます。

また、産地として北米東部が多いのは、単に自生分布率が高いからというだけでなく、しっかりとした木育管理が行われている一大林業地帯であることも理由の一つです。

是非木材についての予備知識を身につけて、家具をデザインだけではなく、素材という視点からも選んでみてください。

国産木材の種類や特徴に関しても、下記記事で紹介しているので「家具の知識を深めたい」という方は是非。

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