「コンクリート」と聞くと、まず建築材料を思い浮かべると思いますが、それを使ったインテリアが数多くあることをご存知でしょうか?
コンクリート系インテリアのメリットは、他の素材では表現できない大人びた質感や冷たさなどです。
そこで今回は「セメント・モルタルなどを使ったおしゃれなコンクリートインテリア」をご紹介します。
他とは一風変わった素材感のあるインテリアを取り入れてみたい方は、是非参考にしてみてください。
セメント・モルタルなどを使ったおしゃれなコンクリートインテリア【10選】
Dichotomic ディコトミック モルタル天板ダイニングテーブル
「幅100~180×奥行60~90×高さ71cm」
「MORTEX モールテックス」というベルギーの特殊な建材を天板に使ったダイニングテーブル。
このモールテックスという素材は、一般のセメントの数倍もの強度を誇り、近年ではDIY用建材としても注目を浴びています。
また、"セメント系建材=ザラザラ"というイメージですが、表面は思いのほか手触りは良く、さらにオイル塗装によって汚れにも強くなっています。
「ディコトミック」の武骨でヴィンテージテイストなアイアン脚と組み合わせることで、お部屋の中心的存在になってくれると思います。(写真の鉄脚は同社の「スクエアレッグ」)
Dichotomic ディコトミック セメントウッドアイアンシェルフ
「幅60.5x奥行31x高さ130cm(35kg)」
アイアン系の家具を製作しているブランド「Dichotomic / ディコトミック」から発売されている、鉄と"セメントウッド"を組み合わせたシェルフ。
こちらは純粋なコンクリートではなく、セメントに木材を混ぜ込んだ「セメントウッド」を天板に使用。独特な風合いと色味が特徴です。
インダストリアル感の高い格子状のフレームバーと、ナチュラルテイストなセメントウッドが共存したおもしろいシェルフです。
FRANDSEN フランゼン ally アリー
「直径38×高さ45cm(11kg)」
砂時計のようなデザインのコンクリート製サイドテーブル。
とてもシンプルですが、その分コンクリートの質量感・素材感は抜群。
コンクリートは木や鉄と比べて冷たく無表情なので、モダンでスタイリッシュな空間に静かに馴染んでくれると思います。
Corvi コルビ
アルゼンチンのデザイナー「フランシスコ・コルビ」がデザインしたコンクリート製ワインクーラー。
氷のような多角的な切子面が特徴で、無機質でクールな雰囲気を持っています。
ちなみにカラーは5種類(グレー・サンド・ブルー・ホワイト・ライトグレー)。
熱容量の大きいコンクリートの性質を上手く利用した画期的でおしゃれな商品なので、ワイン好きの方は必見です。
22 Design Studio コンクリートテーブルクロック
台湾の「22デザインスタジオ」から発表されたコンクリート製のテーブルクロック。
斜めに自立したパイプ内に時計が隠されており、時計盤面は"らせん階段"のようなアート性の高いデザイン。
また、90度に折れ曲がった針もユニーク。ちゃんと時分秒針の3本が揃っています。
時間を示す数字はないため、実用性にはやや欠けますが、おしゃれなデザイン時計に興味がある方は是非チェックしてみてください。
プルメリア アンブレラスタンド
「縦横25×高さ60cm」
ホワイトを基調とした上品で穏やかな印象のコンクリート傘立て。
目を惹く花の彫刻は、「インドネシア バリ島」の職人によるハンドメイド。
「プルメリア」という中南米産の花がモチーフです。
南国風の爽やかな雰囲気なので、玄関・エントランスにアジアン系インテリアを取り入れたい方におすすめです。
PULL+PUSH PRODUCTS. プルプッシュプロダクツ Mansion Planter マンションプランター
「縦横10×高さ12cm」
京都のインテリアブランド「PULL+PUSH PRODUCTS. / プルプッシュプロダクツ」の、鉄筋コンクリート製のマンションをモチーフにしたユニークなプランター。
使い方としては、本体上部から建物内部に土や砂利を詰め、屋上に草木を生やすというもので、コンセプトに"屋上の緑化"を掲げています。
全体的に「モルタル」の粗雑なイメージがある半面、窓にはガラス、窓柵には真鍮が使われており、細部にまでこだわりも見られます。
経年変化による建物の味わい深い劣化を楽しめる方や、廃墟好きな方は必見です。
Concrete Desk Set コンクリートデスクセット
コンクリートで固められた「テープディスペンサー・ペン立て・トレイ」のセット。
商品自体が小物のためか、過剰な存在感はなく、マットな質感で可愛らしい仕上がりが特徴。
机から落ちると割れてしまうのが難点ですが、独特のひんやりとした手触りは魅力的です。
Floorwall フロアウォール
「厚さ2.5~3mm」のモルタル製マット。
モルタルをラグやマットの素材に使った非常に斬新な商品。
表面にはコーティング加工が施されているため、経年劣化による粉が出にくくなっています。
ただ、折り曲がるとシワができてしまうため、そこだけ注意が必要。
デザイン的に変化をつけにくい床のアクセントとしておすすめです。
Concrete Wallpaper コンクリートウォールペーパー
こちらも独特な商品で、「コンクリート打ちっぱなし風」の壁紙。
壁紙の張り替えと聞くと難易度が高そうですが、セットの糊を使うことで簡単に貼り付け可能。
また、カラーと質感は"7種類"から選択でき、希望すれば無料サンプルを受け取ることもできます。
壁全面だけでなく、一部分にアクセントとして貼ってみるのも良いかもしれません。
まとめ
「セメント・モルタルなどを使ったおしゃれなコンクリートインテリア特集」はいかがでしたでしょうか。
今回は素材に焦点を当てたので、製品ジャンルは様々でした。
コンクリートの欠点は、どうしてもカラーがグレーやホワイトに限定されてしまうこと、また軽量化が難しいことが挙げられますが、冷たい雰囲気でアイアンなどの他素材との共存も可能なので、是非空間のアクセントとしてコンクリート家具を取り入れてみてください。